他社の工場を見学した際、不思議な使われ方をされているフックを見かけ、質問してみたところ絶縁機能を持たせたフックであることが分かりました。
その後、弊社製品を確認してみると、絶縁機能を持った製品はありましたが、製品形状が複雑で、お客様には伝わりにくいのではないかと思い、シンプルなものがあれば良いのになと思ったのが始まりです。

アイデアはあったのですが、どういった形で実現するか悩んでいた時、次世代商品開発チームという小集団活動が始まることになり、そこで、提案してみようと思いました。
当初はフック素材を鍛造でという方向で進みましたが、製造に時間がかかりすぎる点、コストの回収が難しいのではないかという点で汎用フックを利用した製品で開発することになりました。
また、小集団活動内で営業部との意見のすり合わせが出来たことにより開発製品のレパートリー等が早い段階で決めることができ、全体的にスピード感をもって開発を進めることができました。

まだ、販売して間もない製品なので、評価に関しては今後になると思います。
今まで弊社で取り扱いのある絶縁機能を持った製品では、吊り下げることができなかった重さに対応していることや汎用フックを使用することによる手軽さから、徐々に認知されてきているのではないかと思います。
フックも標準で2種類のタイプが選択でき、今後、広い用途で使用してもらえれば、うれしいです。