大学卒業後、プログラマーとしてスキルを磨いてきましたが、ものづくりに興味があり、転職を考えました。実は、私の父も当社の社員なんです。そのため、以前から当社が吊り具や環境関連の製品を取り扱っていることは知っていました。そして、面接で設計の仕事内容を聞き、「自分は設計については未経験だけれど、過去のスキルが活かせるかもしれない」という気持ちになりました。

現在は、吊り具をはじめマリン用キャスターや油圧用カプラーなどの設計から試験、評価まで、製品の量産化に向けた一連の業務を担当しています。１人の設計者が設計業務全般に携わっているのは当社の特徴と言えるでしょう。普段は生産統括部でチームを組みますが、当社には営業や技術メンバーと連携して行う「次世代商品開発チーム」という小集団活動もあります。開発した製品が完成した時は、大変に感慨深いです。

"当社では、お客様の要望に応じた設計だけでなく、オリジナル製品の設計開発などにも携わる機会があり、やりがいも十分に感じています。また、近いうちに機械設計技術者試験に挑戦し、いずれは技術士も視野にスキルアップを図りたいと思っています。
同時に、社内でこれまでに積み上げてきた技術やノウハウを、次代に受け継いでいく作業にも着手したいという思いがあります。例えば、マーテックの技術標準（MES）の見直し、膨大な紙資料の電子化など、時間と労力を必要とする作業ですが、会社のレガシー承継に貢献していくことができればと考えています。"